2007-11-25 『儚さ』 poetry 今宵、満ちたから。 空に浮かび、波立てず泳ぎ、涼しく燃え、舞い落ちるように朽ち、血の気引いて白み、か細く唄い、声なく微笑み、器は潤い、泪零れ、闇に惑い、光に眩み、未来に臥し、影を重ね、昨日を悼み、あこがれに誓い、夜を離れ、美しく眠る月。それは、あなた。 おやすみなさい。