『その冷たさがほしい』
握るなら冷たい手がいい。
聖なる存在に触れているみたいで。
それでいて、本能が揺さぶられる。
細くて白くて長いあなたの指を、僕の指と絡める。それはもうぎこちなく。
それから、時々視線を合わせて、ゆっくり夕闇の街を歩くんだ。
握るなら冷たい手がいい。
聖なる存在に触れているみたいで。
それでいて、本能が揺さぶられる。
細くて白くて長いあなたの指を、僕の指と絡める。それはもうぎこちなく。
それから、時々視線を合わせて、ゆっくり夕闇の街を歩くんだ。