2005-03-25 彼岸 poetry 空に架かるあの橋を虹と言うのは知っています。 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の七色の輝きを放つものとして皆には見えると聞きますが、 僕にはそれがわからず、灰色の放物線として目に映ります。 皆は「あの虹色が見られないだなんて可愛そう」と言います。 僕は、その灰色こそが綺麗だと感じているのに。 それに、甘い香りすら漂ってきそう。 同じように見えなくたって、この世界を楽しめるのです。